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1977
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1.The Earthquake (Fritz) 6:18 2.Journey of a Fallen Angel (Fritz) 6:15 3.Viva Pompeii (Fritz , Cress) 4:16 4.The Time of Your Life (Sondra and Fritz)4:35 5.The Rich Man and the Carpenter (Fritz)5:57 6.Dance on the Volcano (Fritz) 3:31 7.Vesuvius 79 a.d. (Fritz)6:40 8.The Hymn (Fritz) 7:04 |
Jurgen Fritz: Steinway Grand Piano, Hammond C3 Organ, Moog Synthesizers, Yamaha Polyphonic Synthesizer CS-80 and GX-1, Arp String Ensemble,Fender Rhodes Piano,Hohner Clavinet, Bells, Tympani Curt Cress:
Dieter Petereit:
Barry Palmer:
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Triumvirat の5作目は、火山の噴火に滅びた都市「ポンペイ」の物語です。
実はこの作品には、前作で脱退した Helmut Kollen(b,vo) が復帰するはずだったようです。ところが彼は突然一酸化炭素による中毒で事故死してしまいました。そこで新たなベーシストとして Dieter Petereit を、更にドラムも Curt Cress に代えての再出発となりました。
アルバムは波音のSE(効果音)とナレーションで始まるドラマ仕立ての作品です。リズムの緩急とピアノ/フォルテの差の大きな(オーディオ用語で言えば「ダイナミックレンジの広い」)構成で、音量を大きくして聴くと驚かされることになります。
Triumvirat は二作目の"lIlusions On A Double Dimple"からストリングスをフィーチャーしているのですが、この作品ではホーンセクションまで採用されています。聴きどころは新しいドラマーの Curt Cress の熱演だと思います。彼は後にスコーピオンズに参加するのですが、目くるめくようなテクニックを聴かせてくれます。Fritz のキーボードと張り合って、まるで「リードドラム」とでも言うべき胸のすくようなドラム・ソロを堪能させてくれます。
アルバム中の最後の曲で、印象的なバラードの"Hymn"はドイツ本国でヒットし、彼らのシングルとして最大のセールスを記録したそうです。